以上、1位から10位はちょっと意外な穴場スポットが続いたが、11位から15位もいずれ劣らぬ個性があって見逃せない。
11位「鳥居観音」の『救世大観音』(埼玉県飯能市)は像高33m。インドや中近東の様式も取り入れて、どこかエキゾチック。
12位「日輪寺」の『おびんずる様』(熊本県山鹿市)は、実はお釈迦様の弟子の「十六羅漢」の筆頭。頭部もつるんとして人に近いフォルムが巨像になった点が、逆にリアルで珍しい。
13位「正法寺」の『岐阜大仏』(岐阜県岐阜市)は、大仏に大仏殿の心柱が通り、オーダーメード的なぴったりサイズ感が圧巻。
14位「祈りの里 会津村」の『会津慈母大観音』(福島県会津若松市)は像高57mで、胎内拝観も可能。胸の高さまで上れば、磐梯山や飯豊連峰を望むことができる。
15位の『万治の石仏』(長野県下諏訪町)は大きな自然石の上に頭部をのせた、道祖神のような素朴さが魅力。
この秋、大仏を見に出かけてみませんか?
写真/半田カメラ 取材・文/北武司
※女性セブン2022年10月27日号