各地域で愛されるスーパー4選(写真は右上から時計回りに、サンマート、キヌヤ、ダイキョープラザ、ヤマナカ)
【サンマート(鳥取)】ジビエや地場野菜など隠れた特産品が目白押し
白身魚のすり身に3割程度豆腐を混ぜ、蒸して作る『とうふちくわ』は、食卓に欠かせない(撮影/黒石あみ)
「最近のヒットはさば竜田バーガー!」(湖山店店長の石原裕一さん)
「ジビエは高たんぱく、低脂肪で鉄分も豊富。いまは技術も発達し、独特のくさみや肉質の硬さも気になりません。家庭でも調理しやすいですよ」(石原さん)
鳥取を代表する秋の味覚といえば、梨。毎年初秋には大々的に売り場が設けられる。果肉が柔らかく、酸味と甘味のバランスがよい「二十世紀」はもちろん、県オリジナルブランド梨「新甘泉」は強い甘味とジューシーさで人気上昇中
酸味と甘味のバランスがよい「二十世紀」(撮影/黒石あみ)
【キヌヤ(島根・山口)】地産地消で地域を活性化。地元の“ぶちうまい”を追求
魚のすり身に赤とうがらしを練り込んだ浜田の名物『赤てん』。写真は『江木 なうなう赤てん』(撮影/黒石あみ)
「『赤てん』は晩酌に欠かせません!」(益田SC店フロア長の山田義明さん)
萩・益田・石見(浜田・江津)・津和野地区など、地域別にしょうゆがズラリ。「幼い頃から親しんだ、出身地区の味を求めるお客様が多く、このような多様な品揃えになりました」(山田さん)
地元・益田の松永牧場から届く『まつなが牛』は、口どけのよい脂が特徴。総菜のステーキ弁当や牛めしでも味わえる
【ヤマナカ(愛知)】総菜コーナーにはどて煮やエビフライ、手羽先などのおなじみの名古屋めしが並ぶ
みそコーナーの4割を占めるのが、八丁みそなどの豆みそ。地元では『カクキュー』の八丁みそが圧倒的人気
「鬼まんじゅうやなごやんなど生菓子も充実しています」(企画ユニットマネジャーの服部由香利さん)
串カツにもみそは必須。「小倉トースト用のあんこも現在5種類と品数が増えました。喫茶店のイメージが強いですが、家庭でも日常的に食べられています」(服部さん)
PB商品「サンデイリー」の『味噌煮込うどん』はチルド麺の中でも人気!
きしめん、みそ煮込みうどん、あんかけスパゲティなど種類が豊富な麺類は、名古屋色がよく出る商品。おなじみのスガキヤラーメンも名古屋の味。『みそ煮込うどん』
【ダイキョープラザ(福岡・長崎)】豚足から手作り干物までアイディア商品が盛りだくさん
日曜は朝市、木曜は夕暮れ市を開催。朝市・夕暮れ市では、大人気の焼豚足の焼きたて販売を行うことも
長崎の福江の店舗内にある「干物工房」で手作りした干物も販売。あじやさばの開き、いわしみりんなどの約5種類がある
九州ではおなじみの焼豚足。朝市では1日で約400本を売り上げる。現在は真空パックの「窯焼豚足」も販売。2022年8月の1か月で約400パックを売るヒット商品に
『お弁当・お惣菜大賞』入賞商品の中でも人気なのが『逆さにして砕いて混ぜる!?博多長浜あんかけチャーハン』
同賞のパン部門で2位の、五島の鯛を使った『うまかっ鯛サンド』
「長崎・五島の新鮮な魚で手作りした干物は絶品!」(生花兼マーケティング広報部部長の國分和則さん)