ビジネス

来年4月に日銀総裁交代で2人の後継候補 どちらが選ばれても金融引き締めに転換へ

次期総裁候補と目される、日銀前副総裁の中曽宏氏(大和総研理事長。時事通信フォト)

次期総裁候補と目される、日銀前副総裁の中曽宏氏(大和総研理事長。時事通信フォト)

 どちらが選ばれても日銀は金融引き締め、利上げに転じる可能性が高い。

 実は、金融引き締めに転換する準備はすでに始まっている。岸田政権発足直前には日銀のマネタリーベース(資金供給量)の月末残高は前年同月比プラス12%で金融緩和状態だったが、この8月の月末残高は黒田総裁が就任してから初めてマイナスに転じた。日銀は徐々に資金供給量を絞りはじめているのだ。

 長く低金利政策を続けてきた日本でも、いよいよ金利上昇局面を迎えようとしている──。

※週刊ポスト2022年10月28日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。