「井手ちゃんぽん」で知ったちゃんぽんの奥深さ
ちゃんぽんと言えば長崎が有名ですが、佐賀でもちゃんぽんはよく食べられています。街の食堂ではよくあるメニューですし、唐津の宮島醤油のちゃんぽんスープがあれば、家庭でも手軽にちゃんぽんを作ることができます。
元々、佐賀のちゃんぽんは、武雄で炭鉱労働者のために作られたという説があります。野菜・肉がたっぷりで栄養のある佐賀のちゃんぽんは「武雄・北方ちゃんぽん街道」という呼び名もあるように、庶民から絶大なる支持を集めていました。
長崎ちゃんぽんのチェーン店「リンガーハット」のちゃんぽんは、東京でも何度か食べたことがありますが、佐賀のちゃんぽんの特徴は、イカやエビ等の魚介類が入っていないこと。初めて食べた時、「なんでイカとエビがないんだ!」と思ったものの、まぁ、豚肉とカマボコがあればいいかな、と今は思うようになりましたし、キクラゲや生卵が入っているのもナイスです。
井手ちゃんぽんでは、ビールや餃子をつまみにしてビールを飲み、締めにちゃんぽんを食べる。麺・野菜の大盛も可能ですが、小食の私は「小盛」を食べます。大盛を頼んだ人はその量にギョーテンすることでしょう。しかし、野菜がタップリのため、「うめぇうめぇ」とガシガシと食べ進められます。
井手ちゃんぽんを食べてから、ちゃんぽんという料理の奥深さを感じ、自宅でもよく作るようになりました。安い店だと19円で150グラムのちゃんぽん麺が買え、前述・宮島醤油のスープで味を付ける。具は豚肉・キャベツ・モヤシ・人参・ピーマン・カマボコ・薩摩揚げなどで、家人と2人で麺を半分にして大量野菜入りの一杯を食べ、健康的な気分になれます。
井手ちゃんぽんは、武雄・佐賀・唐津・熊本・筑紫野・福岡・福岡県粕屋郡・佐世保・大分・中津・名古屋に展開しています。「大盛」は本当に量が多いので、大食いの方にはおススメですよ。