日本の中小型アクティブファンドに注目する理由
インデックス投信は、世界株式やアメリカ株に投資するものが圧倒的に有利だと考えますが、ポートフォリオの中でサテライトとしてリスクをとるアクティブ投信には、自分でも目利きをつけやすい日本株の中小型ファンドが有力な選択肢に入ってくるでしょう。紹介した5つの投資信託すべてにおいて、10年間の平均年率リターンが18%以上となっているのは、素晴らしい成績です。
しかも、組入銘柄が、ファンドごとにバラバラ。これぞまさしくアクティブ投信! 投資家として選ぶ楽しみがあります。
優秀なアクティブファンドが組み入れている銘柄を、個別株投資の参考にするという手も使えます。各ファンドから月間レポートが発表されていますので、定期的に目を通すとよいでしょう。経済の流れや、相場の雰囲気がざっくり掴めるようになります。また、どういった銘柄が有望なのか、目利き力も自然と身に付くと思います。
《今回のまとめ》
・サテライトとして選ぶアクティブ投信は、日本株の中小型株ファンドが有力な選択肢
・自分好みの組入銘柄が揃った投資信託を選ぼう
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」(https://lounge.dmm.com/detail/3843/)を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。