閉店間際の半額シールを狙ってスーパーに行くのも、浪費を招く買い方だ。店内が混みやすく、時間の浪費につながるだけではない。半額につられて余計なものを買いやすくなるほか、閉店間際は品切れも多いので、本当に必要なものが手に入らないこともある。すると改めて買いに行かなければならなくなり、そのときにまた、余計なものをついで買いする可能性が上がる。可能ならスーパーには、人の少ない午前中に行くべきだ。
「一見お得に見える業務スーパーやコストコなども、グラム単位では安く買えても、大量に買うことで余らせてしまっては元も子もありません」(山口さん)
そもそも、レジャー感覚での買い物は浪費のもとだ。休日に家族で買い物に行くと、夫や子供が余計なものを欲しがったり、疲れて外食して、必要以上にお金がかかることもある。
「特に、車で買い物に行くと大量に買ってしまいます。そもそも、都市部ならカーシェアリングで充分なこともあるので、車自体不要な場合も少なくありません。買い物には徒歩や自転車を使ってひとりで行くか、ネットスーパーで買って、余力でつくり置きをした方が、よっぽど節約になります」(丸山さん)
ただし、ネットスーパーは買いだめに注意。特にお酒やお菓子などの嗜好品は、家に在庫があるほど消費量が増えるので、安くなっていても買いすぎてはいけない。
※女性セブン2022年11月24日号