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カラー剤が飛び散り受難も… 手軽で安価な「自宅で白髪染め」で失敗する人たち

 カラー剤で周囲を汚してしまうケースは少なくないようだ。自営業のCさん(40代女性)は、お気に入りの部屋着をダメにしてしまった。

「自宅で白髪染めをするときは、いつもビニールの大きなゴミ袋に穴を開けて、そこから頭を出して、体を覆い被せた状態でやります。とはいっても、そんなもので完全にカラー剤が落ちるのを防げるわけがないんですよね。ある時、いつもどおりに、ゴミ袋をかぶってカラー剤を塗っていたら、ちょっと多めに塗りすぎたのか、カラー剤がたれてきたんです。ゴミ袋に開けた穴も大きく広がっていて、そこから洋服にカラー剤がべっとり。部屋着が真っ黒になってしまいました。いちばんリラックスできる部屋着だったので、ショックでしたね……」(Cさん)

美容室の白髪染めはいくらかかる?

美容室でのヘアカラーの相場は、ヘアカラーのみで5000円から8000円ほど(イメージ)

美容室でのヘアカラーの相場は、ヘアカラーのみで5000円から8000円ほど(イメージ)

 セルフの白髪染めはリーズナブルである一方で、さまざまなトラブルがつきもの。やはりお金を払ってでも、美容室や理髪店で染めたほうがいいのだろうか。

 美容室でのヘアカラーの相場は、ヘアカラーのみで5000円から8000円ほど。そこに、カットやトリートメントが加わることで、1万円、2万円といった料金になる。また、人気店では3万円程度するケースもある一方で、染める箇所が少ないワンポイントの白髪染めであれば、3000円くらいの価格設定にしている店もある。

 もっとも、美容室で白髪染めをしてその仕上がりに満足できていても、想定外の事態は起こり得る。会社員のDさん(50代女性)は、初めての白髪染めで“冒険”をしてしまったことが裏目に出たという。

「それまでほとんど髪を染めたことがなかったということもあり、せっかくだから白髪染めのついでに、明るいカラーにしてみようと思ったんです。それで、ちょっとおしゃれな美容室に行って、3万円くらいかけてアッシュグレー系のカラーにしてもらったんですよ。白髪も隠せるし、満足して、家族や会社の人達にも好評だったんです。

 でも、数日経ったところで、なんともいえない違和感を抱くようになりました。というのも、髪型だけが異常におしゃれで、それに合う服装を一着も持っていなかったんです(笑)。下手にカラーで冒険するのは危険だなと思いました。今は、普通に黒く染めています」(Dさん)

 白髪染めも節約だと思ってセルフでやると思わぬ失敗をしがち。もちろんお金をかけてプロに任せたからといって100%満足がいく仕上がりになるかどうかはわからないが、いずれにせよ、お金と時間が無駄にならないように、しっかりと事前に対策をねってから挑戦するようにしたい。(了)

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