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“推し疲れ”したK-POPアイドルファンの本音「会える現場が制限されている辛さ」

BTSの「Butter」はLINE MUSICでの再生回数3億回を突破(Getty Images)

BTSの「Butter」はLINE MUSICでの再生回数3億回を突破(Getty Images)

LDHやお笑いに推しをシフト

 BTSの活動休止はファンにとって大きなショックとなる出来事だっただろうが、BTS以外のファンにも「推し疲れ」の波は押し寄せているという。別のK-POPファンの会社員女性・Bさん(25歳)は次のように語る。

「もともと『少女時代』『東方神起』などが所属するSMエンターテインメントの男性アイドルのファンでした。ひたすらメンバーとグループにお金と時間を注ぎ込んできました。CDも100枚単位で買っていました。ただ、自分が応援しているメンバーは事務所からあまり推されていないのか、だんだんと仕事も減っていき、コロナの状況が落ち着いてきても、日本で公演する機会がもらえなかった。こうして、会える“現場”が制限されるとなると、自分のモチベも下がっていったんです」

 Bさんは、K-POPから離れて、別の推しにハマるようになったという。

「K-POP熱が下がってきた頃、友人に誘われてLDHの『GENERATIONS』や『FANTASTICS』のライブに行ったら、すごく楽しくて。他にも、ルミネtheよしもとでお笑い芸人さんのライブを見たら、『こんな近くでTVに出ている芸人さんが観られるの?』と衝撃を受けた。しかもチケット代がすごく安い(笑)。気づいたら、今年はLDHとお笑いの方に気持ちがシフトしていきました。やっぱり、金銭的な面もそうですが、『コンスタントに“現場”がある』『距離感が近い』というのがすごく大事なんだと思います」(Bさん)

 コロナ禍がきっかけで、韓国ドラマや韓国アイドルにハマった人も少なくないだろうが、その一方で、熱中しすぎた「推し活」にだんだんと疲れを感じるようになった人も出始めているようだ。(了)

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