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「DTを考慮」「就活が不安」… 美容整形するなら「社会人になる前に」と考える大学生たちの本音

韓国に渡れば日本より安く済む

 都内の私立大学に通う女性・Bさん(大学3年生)も、在学中の美容整形を考えている。オンラインで嫌でも自分の顔を見る機会が増えたことも大きいと言い、「画面オフか、オンラインでもマスクをしたくなります」という。Bさんは、小顔に見せたい願望が強いという。

「今って、写真を撮る時、補正アプリを使うのは当たり前。実際も、アプリで撮ったような顔になればいいのになって、目や鼻、輪郭を補正しながら、もし整形したらこういう顔になるかな、と妄想しています。頬骨、エラ、顎先の『輪郭3点』を整形するのが理想です。韓国に渡れば日本の3分の1くらいの価格で施術できるとも聞き、行きたすぎです。ただ、DTが長いとなると、韓国で長期滞在が必要な場合もあり、やるなら学生時代かなと。しかも、コロナ禍だとずっとマスクをしていても不思議じゃないので、絶好のチャンスなんですよね。

 お金はバイトして、整形用に1年で200万円貯めました。リスクや失敗談などを見ると怖くもなりますが、しっかり調べたうえで、自己責任で挑戦するつもりです。何もやらないと何も変わらないと思うので、覚悟は決めているつもりです」(Bさん)

歯の矯正は親も賛同してくれたが顎の整形は…

 一方、都内の国立大学に通う男性・Cさん(大学1年生)は、歯と顎が気になりつつも、美容整形には慎重な姿勢を示す。

「周囲では、女子がよくまぶたの整形の話をしていて、もう二重にするぐらいなら驚きません。個人的には、二重整形は(歯列)矯正と同じようなものかな、という感覚です。

 僕も八重歯を矯正したいと思っているのですが、やるならやっぱり学生のうちの今かなと。矯正は2年ぐらいかかると聞いているので、なんとか就活前には終えたいんですよね。面接で喋りづらいとか、隠したくなる口元とかは避けたいので……。でも本音としては、どうせなら歯をなおすだけじゃなくて、顎を少し引っ込めたいんです。

 ただ、矯正に関しては、親が費用を出してくれると言っていますが、顎のような美容整形部分に関しては反対されています。親が反対する理由は、『絶対に一度じゃ終わらない』と。『顎をやったら、今度は鼻も、目も、などどんどん整形したくなるもの。しかも手術したらいいというものでもなく、延々メンテナンスが必要になる。もっと大切なことがあるはずだ』と言うんです。それは確かにそうかなとも思うし、お金もかかるので、もう少しいろいろ調べて、考えてみたいと思います。いずれにせよ2年生になったら矯正を始めるので、それまでには結論を出そうかなと」(Cさん)

 まとまった時間があるうちに、就活で堂々と喋るために……、理由に違いはあれど、整形するなら社会人になる前に、と考えている大学生は少なからずいるようだ。(了)

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