電気代をぐっと減らす節電テクニック9選
それでは以下、電気代を節約するための9つのテクニックを紹介しよう。
●手作り小豆カイロの活用で年間約3000円の節約
布製の袋に小豆を入れ、電子レンジ(600W)で約30秒温めると、60℃弱のじんわりとした温かさが、約30分持続する。「指先など末端を温めると寒さを感じにくくなります。繰り返し使えるので、年間約3000円の節約になります」(節約研究家・小松美和さん・以下同)。特にフリース生地で袋を作ると、1時間ほど温かさが保てる。
●ホットカーペットは「強」から「中」にすると年間約5770円節約
ホットカーペットやこたつを利用する場合は、床との間に断熱シートや新聞紙を敷くのがおすすめ。「床下から上がる冷気を防ぎつつ、熱を下に逃がさないので効率よく暖められます。さらにホットカーペットの場合、設定温度を『強』から『中』に下げるだけで、年間約5770円の節約(1日5時間使用した場合)になります」。
●エアコンフィルターを月1~2回掃除すると年間約990円節約
「目詰まりしているエアコンフィルターときれいなエアコンフィルターでは、年間約990円も電気代に差が出ます」。エアコンフィルターの掃除は月に1~2回行うのがおすすめ。
●床暖房の上にラグは敷かない
「床暖房のある家庭は、カーペットやラグマットなどを敷かない方がいいでしょう。ラグが熱を遮ってしまい、暖かさを感じにくくなります。そうなると、設定温度を上げてしまい、かえって電気代がかかる恐れがあります」。床暖房のある部屋にベッドを置く場合も、ベッドの下にラグや物を置かないことが大切。
●冷蔵庫を壁から離して設置で年間約1400円節約
冷蔵庫は、内部を冷却する際に発生した熱を背面、側面、上部から放出している。「背面と片側を壁から少し離し、上面にも物を置かないだけで年間約1400円節約に」。冷蔵庫の上面に、食品用のラップを敷いておくと、掃除も楽なのでおすすめ。
●トイレの蓋を閉めると年間約1080円節約
トイレの蓋は、常に閉めておくこと。「蓋を閉めるだけで、開けっ放しに比べて年間約1080円、電気代を抑えられます。さらに、便座の設定温度を1段階下げると(暑い期間はオフ)、年間約820円節約できます」。もっと積極的に節電したい場合は、便座のあたため機能はオフにして、代わりに便座シートを使ってみるのも手。