●洗濯物は8割を目安に重い衣類を下に入れる
洗濯機を標準で1回使ったときの電気代は約1~2円、水道代は約22円。詰め込みすぎると回転するための消費電力が多くなるので、洗濯容量は8割を目安にする。「トレーナーなどの重い衣類を下に、下着などの軽い衣類を上に入れると回転にムダが出ずに洗浄効果も高まり、水道代と電気代の合計が年間4500円近く節約に」。
●使っていない家電のプラグを抜くと年間約6156円節約
資源エネルギー庁によると、一般家庭の消費電力量の約5%は待機電力だ。「待機電力だけで年間約6156円に。使わない家電はプラグを抜いて、待機電力を絶ちましょう。ちなみにわが家は、冬にエアコンを使わないので、ブレーカーごと切っています」。
●湯船には風呂蓋&アルミシートで二重保温
冬は風呂蓋をしていても、すぐに湯船の湯が冷めてしまう。「湯船の上に100円ショップなどで売られているアルミシートをかぶせてから風呂蓋をすると、熱が逃げにくくなります。また追いだきの回数を1回減らすだけで、年間で約6000~7000円、ガス代を含め節約できます」。家族がすぐにお風呂に入らないときなどにおすすめ。
【プロフィール】
節約アドバイザー・丸山晴美さん/ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーなどの資格を持つ。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用アドバイスなどが得意。『節約家計ノート2023』(東京新聞出版)ほか、著書・監修本も多数。
節約研究家・小松美和さん/6年間で1000万円を貯め、キャッシュで一戸建てを購入。毎月の光熱費は、電気代3000円、ガス代2000円、上下水道料1000円。ABCラジオ『朝も早よから芦沢誠です』に出演中。著書に『月給13万円でも1000万円貯まる節約生活』(アスコム)など。
取材・文/鳥居優美 イラスト/さややん。
※女性セブン2022年12月8日号