新商品のアイデアは社内コンペからも
「ほぼ」シリーズはカニのほかホタテ、エビフライ、カキフライ、いくらなど幅広い。アレルギー対策、食中毒予防とメリットも豊富だ。
また、ズワイガニ風の「ほぼカニ」に続き、2018年は「ほぼタラバガニ」、今年末に「ほぼ毛ガニ」が発売となり、カネテツは三大カニを制覇した。
「ほぼ」シリーズの商品開発を担ってきたのは開発部だが、最近は「ほぼ乱獲コンテスト」と名付けられた社内コンペが深く関わり始めている。「ほぼ毛ガニ」も、社員がコンペに出した優秀作品から商品化へと進んだものだ。
「乱獲で減少した海の資源保護のため、アイデアを乱獲する」という同コンペの発想が、同社の新商品開発を後押ししている。
取材・文/山本真紀 撮影/古川章
※週刊ポスト2022年12月16日号