免許返納で自治体から特典も
あまり運転をしなくなっても、なかなか手放せないのが自家用車だが、これも処分を検討してもいいだろう。
「車は維持費、固定費が高いもののひとつで、税金や保険代、ガソリン代などで年40万円ほどかかっていることが多い。週末だけしか利用しないなら、車を売却してレンタカーやカーシェアリングに切り換えるか、いっそ免許返納してタクシーを利用するというのも手です」(同前)
自治体によって異なるが免許返納時にもらえる運転経歴証明書には、タクシー割引券や回数券などの特典が付いている。固定費を削り、こうした特典を利用すれば得になるケースも出てくるはずだ。
所有しているだけで月1000円ほどの費用がかかる固定電話も見直したい。
「今は60代の9割以上が携帯電話を持っている時代です。メッセンジャーアプリ『LINE』の無料通話の利用や電話かけ放題プランを契約すれば、費用も抑えられますし、固定電話がなくても不便しないことに気がつけるはず。一度解約してみて、もし不都合があれば再契約すればいい」(同前)
そのほか、義務感だけで続けているお中元・お歳暮を贈り合う習慣も見直すべき対象だという。別掲表の9つ検討項目を参考に、無駄を省いていこう。
※週刊ポスト2023年1月1・6日号