光熱費同様、食料品価格も高騰が続く。帝国データバンクの調査によると、2023年は冷凍食品や缶詰を中心に4425品目で値上げが予定されているという。食料品価格の上昇に対する防衛策は?
「この間、価格高騰が著しいのが小麦粉や油で、さらに、それらを加工した冷凍食品や食パン、菓子の値上がりが続いています。一方、ほぼ100%国内生産の米は価格が安定しており、近年はむしろ値下がり傾向にある。つまり、米食の自炊を増やすことが値上げラッシュへの防衛策になります」
米と同様に価格が比較的安定している大豆製品や卵を自炊の食材に取り入れるのもよいという。
「その時期に収穫され価格が安い傾向にある旬の野菜を活用する。豚こま肉、鶏むね肉、ひき肉も上手に使うといいでしょう。刺身を食べるなら、切り身よりサクのほうが節約になります」
※週刊ポスト2023年1月1・6日号