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「不景気でも葬儀社は安泰」の嘘 単価減少、大手参入で競争激化する葬儀業界のリアル

よい葬儀社をどう見分けるか

 もちろん、地元で信頼される葬儀社もある。では、個人が葬儀社を見極めるためには、どんなところをチェックすればいいのか。赤城氏は「ダメな業者は減ってきた」と前置きしたうえで、葬儀社の見分ける際の3つのポイントを教えてくれた。

「(1)まず女性社員が活躍しているか。特に若手の女性が定着していれば、企業の待遇や教育面が整っている可能性が高く、結果的に質の高いサービスが期待できます。

(2)安置室の確認。遺体を自宅に置けない人のために、葬儀社内に安置する施設があります。そこに個室があるかどうかをチェック。ダメな業者はカプセルホテル型で、遺体を“モノ”扱いしています。良い葬儀社にはきちんと個室があります。

(3)変に価格を下げるところには、気をつけましょう。低価格しかアピールすることがなく、従業員の対応が雑という可能性も否めません。当たり前ですが、故人や遺族のことを思っているかという姿勢が大切です」

 生き残りをかけて競争が激化している葬儀業界。葬儀を執り行う際には、価格の安さに惑わされず、自分に合った葬儀社をしっかりと見極めたい。(了)

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