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スマスロの“大本命機”登場が「パチスロ復活」の狼煙となるか 期待の一方で設置台数に課題も

『HEY!エリートサラリーマン鏡』のリール配列(大都技研公式サイトより)

『HEY!エリートサラリーマン鏡』のリール配列(大都技研公式サイトより)

“大本命”と言われる『HEY!エリートサラリーマン鏡』

 そんななか、12月5日にはスマスロの“大本命”と言われる『HEY!エリートサラリーマン鏡』(大都技研)がデビューした。

「大都技研のパチスロ機はユーザーから熱く支持されていて、ここ10年くらいは大都がパチスロ業界を引っ張ってきたと言っても過言ではありません。実際に、大都の機種を大量導入するホールも多く、『HEY!エリートサラリーマン鏡』についても、『ヴァルヴレイヴ』や『バキ』より販売台数は多いようです。“大都技研”というブランド力の後押しもあり、ユーザーからもホールからも期待が大きく、この『HEY!エリートサラリーマン鏡』次第で、今後のスマスロの流れが定まっていくと考えることもできるでしょう」(藤井氏・以下同)

 では、この『HEY!エリートサラリーマン鏡』の評判はどうなのだろうか。

「『HEY!エリートサラリーマン鏡』は、5号機時代の人気機種である『押忍!番長2』や『押忍!サラリーマン番長』のゲーム性や演出を踏襲している部分が多く、5号機時代のパチスロが好きだったというユーザーにとっては、打ちやすい機種になっていると思います。そういう意味では、6号機に対してネガティブなイメージを持っているユーザーも、十分に楽しめるはず。実際にホールでの稼働率もかなり良さそうですし、朝から晩までまったく空き台がないということも珍しくないようです」

 ただ、『HEY!エリートサラリーマン鏡』は同じスマスロでも『ヴァルヴレイヴ』や『バキ』とは少々異なる出玉性能だという。

「『ヴァルヴレイヴ』と『バキ』は、ハイリスク・ハイリターンの機種と言えます。1日打って1万枚以上出玉を得ることもあれば、10万円負けることもあるというタイプ。しかし、『HEY!エリートサラリーマン鏡』は、そこまで出玉の波が荒いわけではなく、6.5号機と同じくらいの出玉の波といった印象です。『ヴァルヴレイヴ』や『バキ』に比べれば、大負けする可能性は低く、遊びやすいスペックであるとも言えます。楽しくパチスロを打ちたいというユーザーにはフィットするでしょう。

 また、ハイリスク・ハイリターンの機種がある一方で、『HEY!エリートサラリーマン鏡』のようにそうではない機種もちゃんとあるというのは、スマスロにとってポジティブな材料だと思います。爆発力を求めるユーザーもいれば、マイルドな機種を打ちたいユーザーもいますからね。“スマスロ=ハイリスク”というイメージが定着する前に、そうではない機種が出てきたのは大きい。選択肢の幅が広がることで、より多くのユーザーをつかめると思います」

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