ライフ

「今年は1枚も届かなかった!」完全な“脱年賀状”を達成した40代男性が感じた晴れ晴れしさ

もったいなくて捨てられない!子どもの手書きの年賀状

もったいなくて捨てられない!子どもの手書きの年賀状

新年の挨拶はSNSの投稿で

 メールでの年賀状も送らないのであれば、年始の挨拶はどういった形でするのか。

「別に年始の挨拶をまったくしなくなったわけではありません。基本的には、個人が持っているSNSにそれぞれ挨拶的なメッセージを投稿する感じです。関わりが深い人であれば、その投稿に“いいね”をするし、そこまで関わりがなければ、見るだけで終わり。継続的に仕事をしている人であれば、年が明けて最初のやり取りの際に、“あけましておめでとうございます”と添えることはありますよ」

 プライベートの友人とも、年賀状のやり取りはまったくないという。

「私の場合、友人に年賀状を出したのは小学生のときだけ。中学生になって以降は、友人に年賀状を出したことはありません。年に1回の生存確認のために年賀状を出すという人もいるみたいですが、基本的に友人とはSNSでつながっているので、年賀状の必要性を感じたことはないですね」

 さらに今年は、よく利用している飲食店やファッションブランドからの年賀状も届かなかった。

「これまで年賀状でセールの告知をしたり、割引クーポンを送ってきたりするケースが多かったんですけど、最近はそれもない。告知やクーポンもメールやLINE、お店のアプリなどに代替されていますしね。ただ、裏を返せばスマホアプリを活用していないと、活用できないサービスも多いのだなと感じました」

 1枚も年賀状が届かなかった今年の正月は、スッキリした気持ちになったという。

「もともと年賀状の慣習があまり好きではなかったというのもあるんですが、もらったはいいけど、簡単に捨てるわけにもいかず、始末に困っていた部分もあったんですよね。手書きで丁寧なメッセージを書き添えてくれている年賀状をいただくと、返事をしなきゃならないのかなあ、と申し訳ない気分になることもありました。

 今年、ついに年賀状が0枚になって、多少の寂しさのようなものもありますが、“やっと変に気を遣わないで済む”と、なんともラクな気分になったのは事実です」

 時代とともに慣習は変わっていくもの。紙の年賀状をやり取りするのが当たり前だった時代は、過去のものとなっていくのかもしれない。(了)

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。