理美容系、医療系、IT系の時給もアップ
一方で、コロナ禍で需要も時給も大幅に上がったフードデリバリー系の勢いがなくなりつつある。2021年10月に比べ、2022年同月は平均時給が851円もダウンした。
「2021年は緊急事態宣言などの影響でフードデリバリーの需要が高く、一部の会社も報酬アップキャンペーンで時給をつり上げ、人集めをしていました。その動きが2022年は落ち着いたようです。逆にいまは、セラピスト、リフレクソロジーなどの理美容系、薬剤師などの医療系、そしてエンジニアやプログラマーなどのIT系の時給がアップしています」
仕事をしたくても求人がなくてできなかった人、正社員になりたかった人、いずれもいまこそ千載一遇のチャンスといえる。
主婦には、年収103万円を超えると所得税が発生したり、年収150万円を超えると、配偶者特別控除の38万円が満額で受けられなくなるなど、収入アップに待ったをかける“壁”があるが、安定収入を望める正社員になれたり、パートや業務委託でも大幅な収入アップを望めるのなら、壁を越えてでも働くメリットはあるだろう。
※女性セブン2023年2月2日号