自分の「推し」を見つけて、それを応援する「推し活」。最近では老若男女問わず、広がっているが、「推し」への愛が高まったばかりに、よかれと思って熱心な“布教活動”をして、周囲の人に迷惑をかけてしまうケースもあるようだ。そのリアルケース3選を紹介しよう。
知らないグループのCDを押し付けられる
20代女性・Aさん(会社員)は「CDを押し付けられる」ことが不満だという。
「私の友人女性が、よく知らない男性アイドルグループのCDを会うたびに手渡してきます。『もういらないよ~(笑)』とやんわり断っても、『いやいや、布教だから! マジでもらって』と無理やり押し付けられ、仕方なく持って帰ることを何度も繰り返しました。家にはCDプレイヤーはないし、だからといってわざわざPCで再生する気にもならない。モノとしても家のなかにあって邪魔だし、捨てづらい……。メルカリで売ろうかとも思ったのですが、同じように大量購入しているファンが多いので、全然需要がないんですよ。
彼女は毎回CDを大量購入するのですが、理由を聞くと『オリコンチャートのため』と、『CDの中に入っている抽選券が必要』というようなことを言っています。本人も処分に困っているから、それを周囲の人に“布教”という体で配るんですよね。いらないので困っています」
「このMVたくさん見て!」と試聴を強制される
30代女性・Bさん(会社員)は、同じ職場の先輩からの“圧力”に、断りづらい雰囲気を感じている。
「K-POPファンの先輩から、『MVがアップされたから観てあげて~』『できれば30回くらい再生してほしい!』とYouTubeのリンクが送られてきます。韓国語はわからないし、メンバーの見分けもつかないし、まったく興味がないのですが、職場の人間関係もあるので仕方なく観るしかなく……。
次の日に、『MVいっぱい再生してくれた?』と嬉しそうに聞かれるので、本人に悪気はないんだと思いますが、ちょっと周りが引いていることに気づいてほしいですね」