会員同士がコラボすることも
大林氏はこれまで、番組作りのために日本全国の約1400社の中小企業を取材。『稼ぐ力』はその経営者たちが会員(受講者)になっている。また、講師役も主に、その全国の経営者たちに依頼をかけている。
講師には、日本最大級のマーケティング研修会社・ラーニングエッジ社の清水康一朗代表取締役や、『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(テレビ東京)に出演歴もある一般社団法人PRマーケッター協会の平川雅之代表理事、さらには「リーダーの仮面」や「鬼速PDCA」など、ビジネス書ベストセラーを持つ企業経営者などが名を連ねる。
「登壇者の質を担保することが一番大切だと考えています。ほかのセミナーでは聞けない内容で、かつ、ご自身では探しきれないような、さまざまな業種の方の専門的な話でなければなりません。そのため、これまで僕が培ってきた人脈や、書籍などを読んで『ぜひこの人に』という著者にも積極的にアプローチをかけています」
各講座のテーマも大林氏が設定。「実演販売士が教える口下手でも売れる!『新』最強のセールス術」「TikTok・YouTubeショートのネタの作り方&動画の撮り方」「今の時代に採用に成功する社長とは! ~採用デキる社長の秘密を公開~」など具体的で実践的だ。受講者は自社のビジネスに取り入れるイメージが沸きやすいだろう。
会員は講座を受講することで、自社の課題を解決するアイデアを学べたうえ、さらに講師と受講者、受講者同士の出会いからイノベーションが起き、新事業に発展させうることも『稼ぐ力』の魅力だ。
「マッチングは、この事業を始める前からボランティアで行っていましたが、今も常日頃から考えフォローしています。それが、僕が今、もっとも時間を割いていることでもあります。会員様同士がコラボすることでイノベーションが起き、ニュースバリューが高ければ番組へつなげることもあります。