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2017年酉年は「円安&株高」の期待大! WBCでの大谷翔平の活躍が日本株を押し上げる!?

 これに対し、3連覇を逃した13年の第3回大会では、勝ち進んでいた期間は954円と順調に上昇したものの、ザラ場中に敗退した準決勝の日は340円もの下落に見舞われてしまった。

 小久保裕紀監督率いる第4回大会の出場メンバーはまだ決まっていないが、もしメジャーリーガーが参戦したり、日本球界を代表するスターに成長した大谷翔平選手が投打に活躍して世界一を奪還するようなことがあれば、3月の株価を大きく押し上げる可能性もあるだろう。

猫ブーム到来は景気のもたつきを示す

 
 16年の景気を振り返ると、方向性がはっきりしない不透明な状況が続いた1年で、年初から心配なシグナルが点灯していた。

 初詣の三大スポットである明治神宮、成田山新勝寺、川崎大師に正月三が日に訪れた人の数は合わせて約933万人で、前年を5万人も上回っていたのだ。天候にも左右されるものの、神頼みをする人が増えるのは景気の行く末が不透明であることも物語っていた。

 また、16年は猫のスマホゲーム『ねこあつめ』がヒットしたほか、猫をテーマにした映画や出版物が続々発表されたり、猫をフィーチャーしたY!mobileのCMシリーズが話題を集めるなど、「ネコノミクス」なる猫ブームが到来したのも心配な要素だ。

 というのも猫ブームは社会が癒しを求めている時期に訪れることが多く、景気のもたつきを示すからだ。

 過去に「なめ猫」が一世を風靡した1981年は景気後退局面だったし、猫が土鍋の中で身を丸くして眠る動画が「ねこ鍋」として話題となった07年は、耐震偽装問題などが景気に冷水を浴びせ、それまで続いていた景気拡張が最終局面入りした時期だった。

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