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避けては通れないスマホゲームのサ終問題 「400万円課金しても何も残らない虚無感」

スマホゲームにいつか来るかもしれない「サービス終了」にどう向き合うか(イメージ)

スマホゲームにいつか来るかもしれない「サービス終了」にどう向き合うか(イメージ)

 いまやすっかり定着したスマホゲーム。買い切り型の家庭用ゲームとは異なり、基本無料でプレイが可能で、アプリ内で課金するスタイルが一般的だ。だからこそ、手軽に始められるわけだが、その一方で「サービス終了」(通称「サ終」)になると、もうプレイすることができなくなる。それまで散々課金してきたゲームが終了する時、プレイヤーはどのような心境になるのか。

サービス継続を願って課金してきたのに…

「サ終は、一言でいえば、『虚無感』ですね。普通のゲームと違って、スマホゲームってデータなので、ほとんどのタイトルは形として残らない。最初から理解していることではあるのですが、改めてそこに向き合うことになります」

 そう話すAさんは、IT企業に勤務する30代男性。スマホゲームのサービス終了を何タイトルも経験し、「それなりの車が買える金額が水の泡になった」と苦笑する。最近は大手ゲームメーカーが手がける有名タイトルでも、サービス終了が散見されるようだ。

「有名漫画や有名ゲームのブランド力があれば、短期間では終わらないだろうという安心感を勝手に持っていました。でも実際は突然、容赦なくサ終が宣言されるわけです。サービス開始日から時間をかけて育成し、かなり課金もしたのに……。しかも、サ終発表前に人気キャラや装備が出るガチャをいっぱい出して、露骨な集金するパターンもあるんですよね。

 そういう怒りと悲しみの感情が湧いてきて、スマホを破壊したり、サ終前に自らデータを消したり、関連グッズを一気に捨てたこともありました。サービス継続を願って課金してきたのに、1年くらいで終わるのって、なんだか裏切られた感じがするんですよね」(Aさん、以下同)

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