先日の講演では100分の時間があったので、前半は、「黄金の15年」のこと、後半は75歳以降のことを中心に話しました。後半の話の方が聴講者の反応がよかったことを実感しています。
帰り際に主催者から、「来年の同じ日に75歳以降をテーマに話してください」と依頼されました。昨今の主催者や参加者が望んでいるのは、やはり「黄金の15年」の後の75歳以降の話なのです。
【プロフィール】
楠木新(くすのき・あらた)/1954年神戸市生まれ。1979年京都大学法学部卒業後、生命保険会社に入社。人事・労務関係を中心に経営企画、支社長などを経験する。在職中から取材・執筆活動に取り組み、多数の著書を出版。2015年定年退職。2018年から4年間、神戸松蔭女子学院大学教授。現在は、新たな生き方や働き方の取材を続けながら、執筆や講演などに励む。著書に25万部超の『定年後』ほか多数。
※楠木新・著『75歳からの生き方ノート』(小学館)より抜粋して再構成