遠距離路線は人気が集中、ほかの狙い目は?
では、今回のキャンペーンの狙い目の路線はどこだろうか。近距離であれば、元々の運賃が安かったり、ANAマイレージクラブの「今週のトクたびマイル」で片道3000マイルでカバーできることが多かったりする。そのため、羽田~石垣・宮古線などに人気が集中しそうだ。しかし、これらの路線は便数・提供座席数が少ないこともあり、週末前後はすぐに売り切れてしまうことが予想される。では、人気路線以外の狙い目はどこだろうか。
その一つとして挙げられるのが、金曜夜遅い便や月曜朝早い便が設定されている路線だ。平日休むことが難しい勤め人でも、金曜の夜、仕事を終えてから出発し、月曜早朝の便で到着してそのまま仕事に行けば、休暇をとらずに旅行することができる。その意味では、羽田~伊丹・関西や羽田~北九州なども狙い目となる。
この場合、当然金曜の夜や日曜の夜にも現地で宿泊することになるが、航空券の料金が土日よりも3000円安い分、ある程度宿泊費を相殺することもできるだろう。さらに都道府県によっては期間中に全国旅行支援を継続しているので、宿泊費そのものが安くなるうえに、1泊1名につき2000円分の地域クーポンも獲得することができる。
空港独自の割引も併用できる
空港のキャッシュバックキャンペーンとの併用も面白い。たとえば、萩・石見空港では、有償航空券利用者へのキャッシュバックキャンペーン(※萩・石見空港の無料メルマガ登録が必要)を予定している。羽田午後発、萩・石見午前発の便であれば、片道につき3000円キャッシュバックされるので、事実上、4000円で羽田から萩・石見空港まで飛ぶことができる。
他には、大館能代空港にも注目だ。昨年4月28日にキャッシュバックキャンペーンを実施していた。現在も2月28日まで実施中だが、昨年と同時期に再び行われる可能性がある。
航空券代が安く済んだのであれば、現地での交通費も抑えたい。佐賀空港では、空港を利用した搭乗客を対象にレンタカーを24時間1000円で貸し出すキャンペーンを継続的に行っている。2023年4月以降については、まだ発表されていないが、継続される可能性は高いだろう。ただし、1名利用でも1000円で借りられるという条件は2022年度に限るとしており、4月以降は2名利用という条件が付加されそうだ。
行き先を決めたら旅行する候補日も決めたい。そのときに参考にしたいのが天候だ。特に自然景観は快晴か、雨かで旅の印象は大きく左右される。