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JAL「国内線全線6600円」セールを実施 旅行の達人が教える“ANAセールとの違い”とお得な路線

「国内線片道6600円」のJALスマイルキャンペーン(公式サイトより)

「国内線片道6600円」のJALスマイルキャンペーン(公式サイトより)

マイルの還元率も10%以上

 このキャンペーンは単価が極めて安いので、単なる旅行の手段としてではなく、いわゆる「マイレージ修行」の一環としても成り立つ。

 たとえば羽田~石垣島は片道1224マイルだが加算率50%なので612マイルが加算される(上級会員のボーナスマイルなどは加味しない)。1マイルの価値を仮に1.5円とすると、6970円(羽田空港の施設使用料370円を加算)の航空券に対して918円相当のマイルが加算されるので、還元率は実に13%におよぶ。マイル提携クレジットカードで支払えば、70マイル程度は加算されるので、実際は15%近くになるだろう。

注目路線は北海道か

 さて、ANAのキャンペーン同様、JALのキャンペーンでも注目の路線について考えてみたい。羽田発の場合、石垣・宮古線が人気なのは当然だろうが、それ以外の路線が難しい。JALの就航する空港には、萩・石見、大館能代、佐賀、富山のようにキャッシュバックをはじめとした空港利用者向けのキャンペーンを行っている空港があまり多くない。

 そこで有償航空券では割高な区間を対象に考えてみたい。グーグルフライトを用いて、6月に羽田からJALで往復した場合、高いのは以下の区間になる(2月26日調べ)。

宮古:47,138円
奄美大島:43,689円
女満別:32,926円
旭川:31,462円
釧路:31,044円
帯広:30,418円
函館:28,954円
長崎:28,954円

 これらの空港のなかにはLCC(ローコストキャリア)が就航しているところも少なくない。宮古島に隣接する下地島には成田からジェットスターが就航しているし、奄美大島へも成田からピーチが就航している。

 とはいえ往復1万5000円を切ることは多くない。LCCでも週末の料金は高くなるし、成田までのアクセスの時間と費用を考慮すると、LCCよりもJALが安いケースが非常に多くなりそうだ。ただし、宮古島行きや奄美大島行きはJALでは1日1便のため、いずれも昼到着昼出発となる。そのため、1泊2日では24時間強しか滞在することができないなど、時間のロスが大きい。その意味では日本トランスオーシャン航空が1日2便就航している羽田石垣便の利用価値が高いが、その分、予約は激戦になるだろう。

 その点、女満別、釧路、帯広、旭川空港へは1日3~4便就航しているので、短期旅行でも現地滞在時間を長くとることができる。この他、羽田→千歳→福岡→羽田と周遊しても計1万9800円となる。予約当日の間は発券を保留できるのでその間に旅程を確定することも可能だ。

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