「使いたい物がすぐ見つからない」「収まらない物が出しっぱなし」といったキッチン収納の悩みは、毎日のことだけにかなりストレスになる。そこで、専門家に使い勝手が向上するテクニックを伝授してもらった。
「リフォームして以来、かえって物が収まらなくなってしまって……」というのは、『女性セブン』読者の長尾友子さん。整理収納アドバイザーの中山真由美さんは、「コの字ラックなど引き出し式の収納には合わないグッズを使い続けているのが原因。また、子供の成長などに合わせて必要な物も変わっていきます。もはやほとんど使ってない物は、手放す検討を」とアドバイスする。
長尾さんの実際のキッチンの様子と、中山さんのアドバイスを踏まえてどう変わったか、収納部分ごとに見ていこう。
使う頻度で道具の定位置を決めるのが鉄則
■Before
よく使う鍋やフライパンは「作業台に出しっぱなし」という長尾さん宅のキッチン。収納スペースがたっぷりあるにもかかわらず、換気扇や冷蔵庫の上にまで物が置いてあり、かなりゴチャついた印象。
■After
出しっぱなしだった調理道具は、すべて引き出し内に収納。「その道具を使う頻度、種類別に分けて定位置を決めるのが、片づけの鉄則。使いやすいだけでなく、しまうときに迷わなくなるので二度と散らかりません。台の上に物がなければ掃除もしやすいですよ」(中山さん)。
■ストックなどは棚内にしまってスッキリ!
「冷蔵庫やレンジ上は、本来物を置かない方がいい場所。冷蔵庫周りに物を貼ると乱雑に見えるので、最小限にとどめましょう」(中山さん)