飲食店の“大盛り無料”“おかわり自由”などといったサービスを魅力的に感じる人は多いだろう。ただ、お得にたくさん食べようと、こうしたサービスを利用しても、結果的に満足度が下がってしまう……というケースもあるようだ。
埼玉県の自営業・Aさん(30代男性)は、定食店などで食事をすることが多く、「貧乏性」を自認する。
「“大盛り無料”のお店の場合、絶対に大盛りにしますし、ご飯が“おかわり自由”なら、大体1回はおかわりをします。
でも、もはやそれが習慣のようになってしまっていて、そこまでお腹が空いていないときでも、大盛りにしてしまうんです。正直、途中でお腹いっぱいになることもあって、そういうときは “大盛りにしなければよかった”と後悔する羽目になる。それでもやっぱり、次にそういったサービスに遭遇すると、“無料なら大盛りにしなきゃ損”という気持ちが上回ってしまうんですよね……」(Aさん)
どのくらいの分量かを把握しないまま、無料というだけで大盛りを注文して、想定外の量が出てくることもある。
「とある定食店で、通常料金でご飯の大盛り、もしくは特盛りが可能だったので、とりあえず特盛りを頼んだんです。そしたら、普通の茶碗で4~5杯分くらいの量が出てきてしまい、結局残してしまいました。店員さんには、“本来完食するのがルールですよ~”とやんわり注意されましたが、罰金などはなく助かりました。
そういった経験を何度か繰り返したことで、“多いほうが得をする”というだけで、大盛りや特盛りを注文するのは、控えるべきだと思うようにはなってきています」(Aさん)