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「若者のテレビ離れ」はもう古い? テレビ離れする人たちの高齢化「50代でもテレビよりスマホ」

若者だけでなく上の世代にも「テレビ離れ」が進んでいる

若者だけでなく上の世代にも「テレビ離れ」が進んでいる

 かつては家電の「三種の神器」のひとつとして、どこの家庭にも欠かせないものだったテレビだが、現在はその存在が揺らいでいる。株式会社アップデイトが運営するサイト「otalab」が、全国のZ世代(18~27歳男女)3153人を対象に実施した「テレビの使用に関する実態調査」によると、実家暮らし以外で「家にテレビを置いていない人」は26%という結果に。つまりZ世代の4人に1人が家にテレビを置いていないということだ。

 テレビを使う理由については、「お気に入りの番組や動画を見たいから」(296人)が最多。同調査では、Z世代にとってテレビは「見たいものを見るために使用する」が主流で、「なんとなくテレビを見る」人の割合は少ないと分析している。

「若者テレビ離れ」を象徴するデータだが、それはZ世代に限った話ではない。Z世代以上――30代以上の世代でも、同様のテレビ観を持つ人が増えているのだ。

 テレビ離れする人たちの高齢化の実態を探るべく、30代以上で、テレビが「必要なくなった」という人たちに話を聞いた。

「好きなときに好きなものを見たい」

 メーカー勤務の30代男性・Aさんは、PCモニターやタブレット端末があれば十分で、「テレビを買う予定はない」と話す。

「5、6年くらい前、実家から持ってきた古いテレビが壊れて、買い替えませんでした。それ以降、自宅にテレビはありません。テレビ番組も、配信で見るので、テレビ本体はいらないです。

 配信していない番組は見ませんし、そもそもリアルタイムで見ようとは思いません。自分が好きなときに好きなものを見たいし、時間があるときにネットで自分から情報を入手するスタイルが当たり前になってしまいました。今後もテレビを買う予定はないです」(Aさん)

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