コロナ禍を経て、二拠点生活やセカンドライフの住処として、田舎での暮らしを考える人が増えているが、その実態はどのようなものか──。乗馬を始めたことがきっかけで、20代前半で千葉県の緑豊かな土地にログハウスを購入したのは、女優・黒谷友香さん(47)。東京と千葉を行き来する生活は、25年以上になる。
「当時は二拠点生活なんて言葉はなかったですね(笑い)。仕事があるときは東京ですが、休みが2日あれば千葉で過ごします。いちばんの楽しみは、愛馬の『ヨモちゃん』に会うこと。乗馬をしたり、お世話をしたりしていると心身ともにリフレッシュします。
近くで暮らす仲間たちと、元保養所だった施設をリノベーションして、庭や内装をDIYで少しずつ整えていく時間も本当に楽しい。菜園を作って、ハーブなども育てているんですよ。
乗馬とガーデニングとDIY。私はこの3つが大好きなんです!好きなものに囲まれたここでの暮らしは、時間を重ねるほどに楽しくなっています」(以下、「」内は黒谷さん)
愛馬と過ごす時間が心の栄養になる
「私が行くと鼻を鳴らして喜んでくれるんです。ブラッシングやシャンプーなどお世話をするほどに愛情を感じます」
馬糞堆肥を使った土でハーブや花を栽培
『シャトー』と呼んでいる元保養所だった施設は、仲間たちとリノベーションし、交流の場に。
「庭の菜園やBBQコンロ、水場なども少しずつDIY。内装もほとんど手作りしました。『デザインは?』『どんな素材で作る?』など考えるのが楽しい。菜園の土には馬糞堆肥を使ってるんです。土がよくなり、植物の成長が早まったように感じます」
馬や植物をモチーフにしたDIYで、こだわりの空間作り
住まいはレッドシダーのログハウス。内装は少しずつ自分好みにDIY。
「大好きな馬と植物を随所に使い、アンティークな雰囲気にしています。馬の蹄鉄は1か月ほどで交換するので、それをもらってインテリアにしたり、庭の植物をドライフラワーにしたり。DIYを始めると楽しすぎて、食事を摂るのも忘れてしまうほどです(笑い)」
【プロフィール】
黒谷友香(47)/大阪府生まれ。19才から女優活動を開始。2022年に国土交通省より『ペニンシュラ(半島)応援大使』に任命され、半島地域の活性化のためのイベントなどでも活動する。
※女性セブン2023年8月31日号