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【新NISAの投資信託選び】人気度がわかる「純資産総額」ランキングの読み解き方 上位は「S&P500」「オルカン」など

投資信託選びをする際はまず「純資産総額」に注目(イラスト/サヲリブラウン)

投資信託選びをする際はまず「純資産総額」に注目(イラスト/サヲリブラウン)

「新NISA(少額投資非課税制度)」が始まってから早1か月余り。口座開設数はうなぎ上りで、楽天証券に至っては年初の時点で前年同時期の3倍の新規口座数を突破した。

 最大のメリットは、一般的な投資では運用益や配当金に約20%かかる税金が「無期限」で非課税になること。具体的には、投資額上限が年間120万円までの「つみたて投資枠」と、年間240万円までの「成長投資枠」を使って、生涯で最大1800万円までの投資元本と運用益がすべて非課税になるのだ。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが解説する。

「新NISAは最小100円とごく少額から始められるなど、環境面はとても整っています。だからこそ、ハイリスクな商品にたくさんのお金を投資するような間違いを犯さないようにしてほしい。

 自分の資産全体を見渡して、何にどれくらい配分できるか、全体的なバランスを見ながらスローにスタートすることが大切です」

どっしり安定感のある「純資産総額」

 儲けた分に税金がかからないという新NISAのメリットを最大限に生かすためには、やはり重要なのは商品(銘柄)選び。まず注目すべき指標は「純資産総額」だ。

「純資産総額とは、その投資信託(ファンド)にどれくらいのお金が預けられているかの総額を示します。

 純資産総額が大きいということは、それだけ多くのまとまった資金があるということ。途中で運用が終了してしまう『繰り上げ償還』も起こりにくく、運用会社は運用に集中しやすくなり、より安定的で長期的・効率的な運用が期待できるという目安の1つになります」(風呂内さん)

次のページ:【表】「つみたてNISA」純資産額ランキング(1~12位)

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