運用益や配当金が無期限で非課税となる新NISA。そのメリットを活かすには、商品選びも重要だ。人気商品で安定を狙うか、注目度急上昇中のトレンドに乗るか、過去の実績を信じるか──どう選ぶにせよ、お金のプロが「絶対にチェックすべき」と口を揃えるのが「信託報酬」の安さだ。
投資信託は「買うとき」「持ち続けている間」「売却するとき」の3つの場面でコストがかかる。このうち、持ち続けている間にかかり続けるのが「信託報酬」だ。
最近は「ノーロード」といって購入時の手数料がかからない商品も増えているが、信託報酬は商品を保有している間継続的にかかるコストのため、長く運用を続けるうえでは見逃すことはできない。経済株式評論家の木村佳子さんが話す。
「信託報酬は、投資したお金の中から、売り手である運用会社と販売窓口に分配されます。同じ米国株、全世界株などに投資するとしても、信託報酬はできるだけ安いものを選ぶのが鉄則なのです」
別掲のランキングは、9人のお金のプロに新NISAで買える投資信託のうちから「いま、高く評価できる商品トップ10」を調査し、本誌・女性セブンが独自に集計したもの。
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