シニアになると「もう年だから」とネガティブな気持ちになる人が多いが、それではもったいない。シニア向けのお得なサービスは多数存在する。今回は陸旅&空旅に関するシニア割を紹介する。【全3回の第1回】
【※情報は3月14日現在、各社公式ホームページに掲載されたものを参考にしています。詳細は各社公式ホームページを参照ください】
目次
「シニア割を利用するなら平日が狙い目」と言うのは、ファイナンシャルプランナーの山口京子さん。
「なぜならシニア割が誕生した背景には、企業側が平日や閑散期に集客したいという狙いがあり、自由な時間が増える60代以上の人をターゲットに設定したことがあるからです。しかし最近は、子育てが一段落した50代以上が利用できるものも増えているのが現状です」(山口さん・以下同)
シニア割には、ネットで事前に申し込むもの、会員登録が必要なもの、直接窓口で申し出て割引を受けるものなどがある。
「いずれも、免許証・保険証・マイナンバーなど年齢がわかる公的な身分証明書が必要となります。特に窓口で割引を受けるときは、年齢証明が不可欠なので、常に携帯しておきましょう」
では、シニア割にはどんなものがあるのか? ここでは、陸旅&空旅のシニア割を紹介しよう。
周遊券もあってお得!
「交通系のシニア割の利用には、事前準備が重要です」と言うのは、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん。
「鉄道や航空のシニア割の多くは、会員登録や対象のクレジットカードの申し込みが必要です。自分が対象年齢になったら、何を利用したいかをよく考えて、利用することが多いサービスを選んで会員登録をしておくといいでしょう」(鳥海さん・以下同)
登録後、カードが届いて慌てて申し込む人がいるが、これにも注意したい。
「シニア割にはいったん予約すると変更やキャンセルができないものもあるので、日程や場所を決めた上で予約しましょう。また、シニア割よりも早割やバーゲン切符の方が安い場合もあるので、ネットなどで情報を精査することも大切です」