家計

銀行口座を使った家計術 夫婦の収入はひとつの“財布”で一元管理すべし

ライフスタイル別、銀行口座の活用術

 しっかりと貯金をしていくためには、給料が振り込まれたらすぐに定額を引き出し、目的別に分けた複数の銀行口座に振り分けるのが有効だという。ただ、そこで問題になるのが、夫婦共働きでそれぞれ口座を持っている場合。『人生を黒字にするお金の哲学』(WAVE出版)の著者で公認会計士の林總さんは、共通の入金口座を作ることをすすめる。

「各自の給与口座のどちらかを入金口座にするのではなく、家計を管理する共通の入金口座を別に作り、そこにお互いの収入を入金して、一元管理しましょう。夫婦共働きでそれぞれ独立した“財布”を持ってしまうと、家計の実態が見えにくくなり、貯蓄には非効率的だからです。

 また、財布が別々だと、お互いに隠れて借金を作ったり、逆に相手をあてにしてお金を使いすぎる可能性もあります。後々大問題に発展しないためにも、それぞれの収入は互いに開示すべきです。もし、自由に使えるお金を確保したいなら、きちんと開示して話し合ったうえで、その小遣い分をそれぞれの手元に残し、共通の入金口座にお金を入れて管理することをおすすめします」

 例えば、夫の月収が35万円、妻のパート代が13万円なら、事前に取り決めた夫5万円、妻3万円の小遣いを手元に残し、共通の入金口座に残りを入れる、という具合だ。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。