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住まい・不動産

駅に“超近い物件”に住んだ人たちが直面した思わぬ不便

駅に近い物件に住むのは、いいことばかりではない?(イメージ)

駅に近い物件に住むのは、いいことばかりではない?(イメージ)

 鉄道が主な移動手段となる都心部で住まいを探す際、重要なのが駅からの距離。駅から離れれば離れるほど家賃は下がる傾向にあるが、雨や雪、荷物が多い時など、延々と歩くのはなかなかの苦行だ。ただ、駅から超近い物件にも、それはそれで問題はある。

 学生時代、駅から歩道橋で直結する集合住宅に住んでいたYさん(40代女性・ライター)は、“超駅チカ物件”だったことで大ケガをしたという。

「家からホームが見えるので、毎日、電車が走ってくるのを確認してから家を飛び出し、電車に飛び乗る生活をしていました。しかしある日、階段を3段抜かしで飛び降りていたところ、着地時に捻挫し、結局遅刻。しかも数か月間、松葉杖生活を余儀なくされました」(Yさん)

 これは自業自得以外の何ものでもないが、まさにデメリットと呼ぶに相応しい事態に見舞われたのはNさん(40代男性・デザイナー)だ。

「マンションが駅の真裏で、『まもなく電車が参ります』というアナウンスを聞いてから部屋を出ても乗車できました。ただ、病気のため数日間自宅で寝ていた時、一日中『○○行きが参ります』というアナウンスが聞こえてきて……。そのアナウンスが耳について離れなくなってしまい、病気が治った後、すぐに引っ越しました」(Nさん)

 Nさんは、駅から近すぎるが故に起きる様々な事件に遭遇したという。

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