料理の負担を減らすこと、食材とキッチンに合った収納は、台所仕事での課題のひとつ。世界中の料理を簡単なレシピで提案するのを得意とする料理研究家のヤミーさんが、食材の保存と収納のポイントや、便利グッズについて解説する。
「主宰する料理教室では、毎月違う国の料理を、文化も含め学びます。私は30種ほどのスパイスを常備していますが、塩とスパイスさえあれば世界中の料理ができるんですよ。 とはいえ、仕事柄さまざまな食材を試すので、ものが増え続けます。
収納バスケットのひとつはストック品専用にし、在庫が一目瞭然。それでも使い切れないので年に1~2回、食材を使い切るための食事会を開き、知人を招きます。料理のアイディアも生まれ、仲間と盛り上がれて、楽しく整理できます」(ヤミーさん・以下同)
収納法については、窓際のS字フックに袋をかけ、根菜や買い物直後の食材の一時置き場にするという。「掃除しにくくなるので、床に直置きはしません。冷蔵庫に近く、入れ替えもラク」とも話す。
調味料や乾物は、ジャンルごとにホウロウのトレイやバスケットに収納するという。「引き出せば中も見やすく、軽いので中に溜まった埃も掃除しやすいです」