年初に2万円割れでスタートしながら12月には年初来高値となる2万3000円台まで上昇した日経平均株価。好調な日本株市場を牽引した銘柄を勝手に表彰する。はたしてMVPにはどの銘柄が選ばれるか? ネットでは日経平均株価の構成銘柄を野球チームに見立てた「日経ヘイキンズ」という言葉も存在する。
ファームMVP
「一軍」の東証1部銘柄のみならず、「二軍」ともいえる新興市場に目を向けると、一軍選手以上に活きのいい期待の選手が目白押しだ。
代表格が、ジャスダックに上場するワークマン(ジャスダック・7564)だ。株式評論家・植木靖男氏が言う。
「男性用作業服専門から新業態『ワークマンプラス』の出店で女性向けアパレルが人気を博した。株価も年初からほぼ右肩上がりで3倍近く上昇した」
日経CNBCコメンテーターでケイアセット代表・平野憲一氏が続ける。
「年間を通じて値上がりを続ける同社などが牽引する格好で、ジャスダック指数全体も日経平均の乱高下をよそに右肩上がりの上昇となっています。“ファーム”のMVPとして表彰したい」