家計

自称・貧乏女子大学院生、コロナ自宅待機で「買ってよかった家電」

まりなさんはある家電を購入して鬱憤を晴らしたという(イメージ)

まりなさんはある家電を購入して鬱憤を晴らしたという(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大によって自宅で過ごす時間が増えている。なかには「仕事に行けなくなって収入が激減」、さらには「ずっと家にいて気が滅入る」というひとがいるかもしれないが、そんなストレスだらけのコロナ生活の中でも気分を変えることに成功しているひともいる。

 都内の私立大学の大学院生・まりなさん(仮名・27歳)は、自称・貧困女子。これまで大学院に通う学費を捻出すべく、女子大でのTA(ティーチング・アシスタント)のアルバイトや中国人留学生向けの日本語教師のアルバイトでどうにかやりくりをしていた。それが4月からは、日本語教師のバイトもキャンセルになったうえ、TA先の女子大でも授業がすべて延期となったため、出勤すらできない状況だという。まりなさんが語る。

「暇といえば暇ですし、生活は苦しいですが、大学院生なので自宅で論文を書いたりして引きこもって過ごしています。家にいればほとんどお金もかかりませんから。ただ、外出が制限されると食生活がおろそかになってきて、栄養が取れなくなるのは心配です」

 そんなまりなさんが、「自宅待機を楽しむために買ってよかった」と語る家電について話してくれた。「こんな時期だからこそ、家で楽しむ方法を見つけたくて」と嬉しそうに語る。

「これまで家電にこだわったことがなくて、ほとんどが通販で適当に調達した激安品でした。トースターもかれこれ3年くらい使っていたものです。ただ、自宅待機中、毎日食パンばかり食べていたら飽きてしまって。たまたまテレビで知った“パンが美味しく焼ける”と噂のトースターが気になり検索したら、9万円ほど……。

 普段ならば絶対に我慢しますが、コロナのストレスで半ばヤケになって分割払いで購入しました。普段のパンがいつもとは全く違う味に焼き上がりビックリ。5ccの水を入れて焼くので、パンがしっとりしていて美味しい。服や化粧品を買って満足するよりも、『高いけれど毎日おいしいパンが毎日食べられる!』と思うとコスパが良いですよね。テンションが上がって、『明日は違うパンを焼こう、バナナやりんごを焼いてみよう』など色々と在宅時間を楽しめています」(同前)

 自宅待機でストレスが溜まる人も多いはずだが、ちょっとしたことで気分は変えられる。新しい家電を取り入れて日々の楽しみを増やすというのも、ひとつの選択肢なのかもしれない。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。