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マスク越しの会話は目元で印象変わる 「鶴瓶さんのイメージで」

表情も仕事道具である女子アナが教えるテクニックとは(山部アナ)

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 表情が分からない、声がくぐもってよく聞こえない……。マスク着用のコミュニケーションに難儀している人は多い。

「マスク越しの会話で相手に好印象を与えるか不快にさせるかを分けるのは、まず“目元”です」

 そう話すのは、群馬テレビで長年報道番組のキャスターを務めた山部朱里アナだ。

「人は相手の喜怒哀楽を、口元の表情筋の動きで読み取っています。例えば口角を上げて微笑むと、柔らかい印象を与えます。でも、マスクで口元が隠れていると感情が伝わりにくく、ともすれば“何を考えているか分からない”と思われてしまう。

 マスク姿の場合、口元の代わりに重要なのが、目の開き方や眉の動きによる感情表現です。だから前髪で目元や眉が隠れてしまうのはNG。長い前髪を左右に流すなりして、まずは目元がよく見えるようにしましょう」(山部アナ)

表情や身振り手振りなど、マスク越し会話の良い例とNG例(イラスト/河南好美)

表情や身振り手振りなど、マスク越し会話の良い例とNG例(イラスト/河南好美)

 言われてみれば、新型コロナ対応で注目を集めた大阪府の吉村洋文知事は会見時に必ず前髪をアップにしていたし、都知事選で再選した小池百合子も目と眉が映るように前髪は右に流していた。

「これだけで相手に与える印象は変わります。その上で、目元の表情の作り方にはコツがあります。笑顔を表現する時は、下まぶたを上げるように意識して、思い切り目を細めましょう。極端な例ですが笑福亭鶴瓶さんのようなイメージです。すると眉も下がり、マスクをしていても相手に“笑顔であること”が伝わります」(同前)

※週刊ポスト2020年7月24日号

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