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入る部活を間違えて… 私たちの人生を好転させた学生時代の「偶然」

ひょんなことから入部した部活がその後の人生を変えた例も(イメージ)

ひょんなことから入部した部活がその後の人生を変えた例も(イメージ)

 人間誰しも、自分が「コレ」と決めた道を突き進みたいもの。そのためには、目標を定めて突き進むのが成功の秘訣のようにも思われるが、時には偶然やいきあたりばったりが素敵な未来を招くこともある。学生時代に体験した「偶然」をきっかけに、人生が大きく変わったという人たちの声を集めた。

 非常に消極的な理由で始めたスポーツが、人生にとって大きなプラスになったというのは、Iさん(40代/女性)だ。

「私が通った中学は、必ず何かの部活動に参加してなくてはいけないルールでした。そこで私は、『一番ラクそう』という理由で、ソフトボール部を選択。すると、監督が私のことを『センスがある』『向いてる』と、褒めまくってくれたのです。私は高校、大学とソフトボールを続けました。

 ところが、大学卒業後に中学時代の恩師と会うと、恩師は私を褒めまくったことなどまるで覚えていません。どうやら当時、部員が少なかったため、私が部を辞めないように褒めまくっただけのようでした」(Iさん)

 Iさんは思わず「私の人生を返して!」と、恩師に迫ったが、スポーツを通じて出会った友人は、彼女にとって宝。「ソフトボールがなければ、もっとつまらない人生だった」と、恩師には感謝しているという。

水泳部に入部するつもりだったが…

 Gさん(50代/男性)は、まったく興味のないクラブに“勘違い”で入部してしまった。

「高校に入った時、私は水泳部に入部するつもりでした。そして部室が並ぶ棟に行き、水泳部の部室の扉をノックしたところ、大歓迎された挙げ句に入部希望届に名前を書かされました。翌日の放課後、先輩達は教室の前で私を待ち受けており、『さっそくプールに行くのかな』と思ったら、ランニングをしたり、筋トレをしたりと、陸上のトレーニングばかり。しばらくして気付きました。水泳部の門を叩いたつもりが、隣の山岳部の部室を訪ねていたのです。

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