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ドバイの宝くじで「メルセデスベンツSクラス」が当たった日本人

ドバイの宝くじに当せんした村井洋文さん(右)。手続きに着物姿で行ったことで、喜んでもらえたという

ドバイの宝くじに当せんした村井洋文さん(右)。手続きに着物姿で行ったことで、喜んでもらえたという

 還元率70%のスペインの宝くじ「エル・ゴルド」と並び、世界一当たりやすいと言われるドバイの宝くじで、見事に凄いものが当せんを果たした日本人がいる。京都に本店を持つ着物店「京都 きもの京小町」代表の村井洋仁さん(46)だ。

「今年1月に仕事でドバイに行った帰りに、空港の免税フロアで試しに買ってみたんです。1口1万5000円ほどで、白のベンツS560(1600万円相当)が2300分の1の確率で当たるというものでした」

 帰国から1か月後、携帯電話にドバイから着信があったが、怪しいと思って出なかった。その後、経営者仲間との食事中に“コングラッチュレーションズ”と書かれた英語のメールが届いた。

「詐欺かなと思って警戒しましたよ。でも、公式ホームページに自分の名前が出ていたので、間違いないなと。友人たちは『運良いな!』『すごいな!』と大盛り上がりでしたが、自分は不思議と冷静でした」

1600万円相当のベンツの前で記念撮影する村井洋文さん

1600万円相当のベンツの前で記念撮影する村井洋文さん

 手続きのため再度ドバイへと渡り、自分のものとなったベンツを見届けた。

「手続きに1か月ぐらいかかり大変でしたが、話のネタになったので良かったです。着物で行ったので、現地の人々にも喜んでもらえました」

 空港では車のほか、バイク、約1億円が当たるくじも販売されている。ドバイ旅行の土産に迷ったら、宝くじを購入してみるのも悪くない。

※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号

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