今年になってから、一部の宝くじの販売方法が変わっていることにお気付きだろうか。例えば、数字選択式宝くじのビンゴ5がインターネットでも買えるようになったり、ロトやナンバーズなどがコンビニエンスストアのローソンで買えるようになっている(ローソンは販売のみで、換金は宝くじ売り場か受託銀行で行なう)。
それでも、宝くじ売り場でしか買うことができないものがある。それはスクラッチで、現在は5種類が同時に販売されている。5種類はゲームの内容も当せん金もすべて異なっている。気軽にチャレンジできる1等50万円のものから、ジャンボ宝くじレベルの1000万円が当たるものまで、バラエティに富む。5種類すべてを買うと、削る部分の合計は35か所もあり、たっぷりと楽しむことができるだろう。
ところで、一部のスクラッチには「重複当せんはありません」と記載されているものがある。重複当せんとは2つ以上の等級が同時に当たることで、例えばジャンボ宝くじの当せん番号の下2ケタ3000円が77、末等300円が7だった場合など、重複当せんで合計3300円を受け取ることが可能だ。しかし現在のスクラッチにはこの制度がなく、どれか1つの等級のみが当たる仕組みになっている。
ただ削るだけでなく、削り始める場所や順番を変えたりするといった楽しみ方ができるのも、スクラッチの特徴といえるかもしれない。