1等・前後賞合わせて7億円の「サマージャンボ宝くじ」と、1等・前後賞合わせて5000万円の「サマージャンボミニ」の2種類の宝くじが、どちらも1枚300円で発売中だ(8月13日まで)。販売期間中はCMも放送されており、その中のひとつに、いつもと違う売り場でジャンボ宝くじを買った長男が、家族から「浮気したでしょ」「最低」「見損なった」などと責められるストーリーがある。
いつもと違う売り場で宝くじを買った時に家族に責められるかどうかは別にして、実際に宝くじの高額当せん者は「いつも同じ売り場」で購入しているケースが多いというデータもある。
毎年、全国自治宝くじ事務協議会が「宝くじ長者白書」を公表している。これは、過去1年間に1000万円以上の当せん金を受け取った、いわゆる「高額当せん者」のアンケートをまとめたものだ。
その中の一つに「売り場を選んだ理由」という項目があり、3位は「有名な売り場」(9%)、2位は「出かけたついでに」(34%)、そして1位は「いつも買っているから」(48%)となっている。「いつも買っているから」という回答は、今回に限らず毎年1位にランクインしており、2位とは10%以上の大差を付けている。
もし、違う売り場で買った宝くじがハズれて、いつもの売り場に「当店から高額当せんが出ました」と掲示されたら、ショックは大きいかもしれない。もちろん売り場によって当せん確率が変わるわけではないが、そのショックを避けるために「いつもの売り場」を選んでいる人が多いのかもしれない?