節約してお金を貯めようと思った時、食費を抑えたり、趣味に使うお金や欲しい洋服をがまんしたりと「変動費」を削りがち。だが、本気で節約効果を大きくしたいなら、住居費や保険料、通信費といった、毎月決まった「固定費」を削るのが効果的だ。
固定費の中でも年々増えている「通信費」は、うまく削れば大きな節約になる。いまや、1人1台のスマホは当たり前。その代わり、長年使ってきた固定電話を手放してみてはいかがだろうか。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが言う。
「固定電話を解約すると、月々約2000円の節約になります。スマホのかけ放題オプションも同額かそれ以下でつけられますし、LINEの通話機能などで無料通話ができる。
固定電話の市外局番が必要なら、全国どこにいても03から始まる電話番号が取得できるスマホアプリ『03plus』や、固定電話にかけても通話料が安く済む『LINE Out Free』や『楽天でんわ』などがあるので、もう固定電話は不要な時代になっているのです」
スマホ端末はなるべく新しいものを
とはいえ、スマホの料金もばかにならない。通話こそ無料でできるようになっても、動画視聴やSNS、インターネットでの調べものなどにかかる料金は大きな固定費になっている。
大手キャリアで契約しているなら、夫婦2人でも、スマホの通信費は1か月につき1万2000~2万円ほどはかかる。いま話題の「格安スマホ」に乗り換えない手はない。