いまやコミュニケーションツールとして欠かせない存在となったスマホアプリ・LINE。6月29日発表のNTTドコモ モバイル社会研究所によれば、15~79歳の利用率は72.6%。40代以下では平均8割超え。50代でも約7割が利用しているほどだ。
LINEの機能はテキストやスタンプを使ったメッセージのやりとりだけではない。ユーザー同士で無料通話できることも大きな魅力のひとつだが、そんなLINEの通話機能が苦手だという人たちもいるようだ。どういうことなのか、ユーザーたちの話を聞いた。
「逃げられない状態での通話」が怖い
30代の女性・Aさん(自営業)は、もともと電話がそこまで好きではないタイプだった。だからこそ、LINEのテキストメッセージやスタンプでのやりとりは楽だった。だが、それがアダになったと話す。
「先日仕事上で知り合った、50代後半の男性。夜、LINEでやりとりをしていたら、いきなりLINEでの無料通話がかかってきたんですよ。LINEですぐ返事をしたから、どうやら『いまならスマホの前にいる』と思ったようなんです。そうやって逃げられない状態のときにかかってくるのって、ちょっと怖い。正直引きました」(Aさん)
Aさんはスマホの電話機能とLINE通話の仕様の違いを指摘しながら、大して親しくもない人とLINEで通話することが苦手だと明かす。