シャンプー、ハンドソープ、歯磨き粉、洗剤……。日々使用する様々な日用品について強いこだわりを持つ人がいる一方で、まったくこだわりがない人もいる。そういう人はどうやって商品を選んでいるのか。こだわりがないことで選ぶ手間が省けるというメリットがあるのは想像に難くないが、思わぬ“デメリット”もあるようだ。はたして節約につながるのか、ムダ遣いにつながるのか、「こだわりがない人」ならではの声を集めた。
「賢い」買い物とは無縁?
日用品に何のこだわりもないというAさん(30代女性会社員、都内在住/独身)は、主にディスカウントストアでシャンプーや洗剤、トイレットペーパーなどを購入しているという。
「シャンプーもトイレットペーパーも洗剤も、日常使うものは基本的に何でもいい。単純に、行ったお店でたまたまセールをしていたり、目立つところに並べてあったりするものを買います。商品名もほとんど気にしていません。
ただ、シャンプーとトリートメントについては、どちらかを買うときに同じ銘柄のものをなんとなくセットで買ってしまいますね。とはいっても、シャンプーとトリートメントが同時になくなることはほとんどないので、ちぐはぐな銘柄のものを使っていることも多いです(笑)。難点といえば、それくらいでしょうか」(Aさん)
とにかくこだわりがないので、まさに「適当に」商品を選ぶらしい。
「こだわりがないことでのメリットは、なんといっても買い物が楽という点でしょうね。商品を選ぶ時間も省けるし、お目当ての商品を探して、いくつかの店舗を回るなんてこともない。似たような商品があった場合、安い方を買うだけです。
でも、夜遅くにシャンプーが切れていたことがわかった時なんかは、ドラッグストアより高いんだろうなあ、と思いつつコンビニで買ってしまうことも。正直、値段も“何が何でも安く買いたい”という意欲があるわけではないので、安い時にまとめ買いもしないし、そういう意味では、もしかしたら“賢い”買い物ができていない可能性はあります。日常的にはわざわざ高いものを買わないので、度が過ぎた散財はしていないと思いますが」(Aさん)