コロナ感染拡大が落ち着きを見せ始めたことで、旅行にも、飲みにも行きたい。そのためのお金を手に入れる「小遣い稼ぎ」も活況を呈している──。コロナ禍でストップしたり、停滞していたりした様々なビジネスが再開することで“稼ぐチャンス”は広がる。
「歳を重ねている人も恩恵を十分に得られるでしょう」
そう指摘するのは、社会保険労務士の須田美貴氏だ。
「近年は『人生100年時代』『定年廃止』といった議論が盛んになり、歳を重ねた人たちの間で稼ぐ意欲が高まっています。そこでお勧めなのが“ちょこっとバイト”です。
一度リタイアしている人なら、フルに働かなくても空き時間を使って稼ぐことで、現役時代とは違ったやりがいを得られる仕事もある。さらに、その収入は趣味の出費や家計の足しに充てられます。まずは、頑張り過ぎずに稼ぐことが可能な月額3万円程度を目指したい」
それでは、どのような選択肢があるのか。
まずは、スキルが不要で手軽に始められるものをお得・節約ジャーナリストの青葉みお氏が解説する。
「お勧めは、企業の商品などを試し、意見や感想を答えるモニターです。中でもテレビの社外モニターは、指定されたテレビ番組を月に5本ほど視聴してレポートを提出すると1本につき3000円、月に1回の社外モニター会議に出席すると交通費として5000円の謝礼が支払われます。それだけで1か月に1万5000円以上になる。
好条件なので競争率は高めです。テレビ局のホームページで半年に一度、募集するので見逃さないようにしたい」
民放キー局だけでなく地方局も好条件でモニターを募集しているので、住んでいるエリアの放送局の募集をチェックするのがよいという。