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コロナで借金膨らむ女性たちの末路 怪しい副業に手を出し泥沼に…

一度身についた浪費癖はなかなか変えられず…(イメージ)

一度身についた浪費癖はなかなか変えられず…(イメージ)

 コロナ禍で女性の自己破産予備軍が急増しているという。新型コロナウイルスで大きなダメージを受けた飲食業や小売業、観光業などは、もともと女性比率の高い職場である。これらの業界において、職を失う非正規労働者が増えており、その結果、生活苦に陥る女性も増えているというのだ。

 また、職を失わずとも、家にいる時間が増えたことでネットショッピングなどの出費が加速。給料が減っているのに“おうち時間”で支出が増えた結果、能力を超えた支払いが発生し、それをカバーしようとする女性のキャッシング利用者が増えているという。

 しかも、返済しようにも収入は増えず、新たにキャッシングをするしかないことが大半だ。それが負の連鎖を招き、自己破産への道を突き進むことになってしまう。

 ここから脱出するには、2つの道がある。使うお金を減らすか、得るお金を増やす。とてもシンプルな話だ。

 しかし、一度身についた浪費癖はなかなか変えられず、使うお金を減らすことは難しい。ならばと、収入を増やすことを試みるのだが、そこでさらなる泥沼にはまる人が多いという。司法書士法人杉山事務所の杉山一穂代表が明かす。

「“手軽に稼げる”という怪しい副業に手を出すかたが多いんです。ある50代の女性は知人にすすめられた副業で400万円を失ったと相談に来て、最終的に投資した分の回収が見込めず、やむを得ず自己破産で解決をしました」

 手口はこうだ。水の投資で、400万円を払ってくれれば月30万円の利益が出る。しかも業者が水を管理して販売も行うから、在庫を抱えるリスクがない、というもの。少し考えれば、400万円分の水を抱える倉庫も商品自体もないことは自明だが、労なく稼げるという甘言にはまってしまった。

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