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卒業式の素朴な疑問を調査「証書入れはなぜワニ革?」「袴姿はいつから定番化?」

卒業証書入れの定番が「ワニ革模様」なのはなぜ?(イメージ)

卒業証書入れの定番が「ワニ革模様」なのはなぜ?(イメージ)

 春の風物詩といえる「卒業式」。昨今はコロナ禍の影響もあり簡略化されるケースもあるが、人生の門出を祝福する一大行事として、多くの人が楽しみにしているだろう。そんな卒業式に関する素朴な疑問について調査した。

卒業証書を入れる丸筒は、なぜワニ革模様と決まってるの?

 卒業証書を入れる丸筒のことを「賞状筒」という。卒業式では、なぜかワニ革模様が多いが、これは東京・江戸川区にあった小林丸筒製作所の創業者が最初に採用し、高級感があることから卒業式で多く使われるようになったといわれている。

袴姿はなぜ卒業式の女学生の定番ファッションになったの?

優雅で動きやすいスカート式「女袴」が卒業式の定番に(写真提供/晴れ着の『丸昌』 横浜店)

優雅で動きやすいスカート式「女袴」が卒業式の定番に(写真提供/晴れ着の『丸昌』 横浜店)

 もともと袴は男物だったが、明治・大正時代にロングスカート式の女袴が登場し、女学生を優雅で動きやすくする。その後、1980~1990年代に女性の進学率が上がる中、漫画『はいからさんが通る』の実写映画化(南野陽子主演)などをきっかけに、卒業式の女性ファッションに袴姿が定着していく。女子大生の卒業ファッションとして浸透し、現在では制服のない中学や高校だけでなく小学校の卒業式に袴姿で参列する女子児童も増えている。

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