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「昔はずっと見ていたのに…」“YouTube離れ”した元ヘビーユーザーたちの本音

「YouTube離れ」した人たちの理由は?(イメージ)

「YouTube離れ」した人たちの理由は?(イメージ)

 今や生活に欠かせない存在という人もいる「YouTube」。ヒカキン、はじめしゃちょー、ヒカルなど、有名YouTuberが次々と生まれ、近年では芸能人の参入も相次いでいる。動画ジャンルも、教育系、VTuber系、美容系、ゲーム実況系……など多種多様で、何時間見ていても飽きないという人は多いだろう。そうした一方で、「最近はYouTubeの視聴時間が減ってきた」た「だんだん見なくなった」という人もいるようだ。いったいなぜなのか。“YouTube離れ”したかつてのヘビーユーザーたちにその理由を聞いてみた。

見る時間だけでなく探す時間もかかる

「コロナ禍以前からYouTubeをよく見ていましたが、最近はほとんど見なくなりました。YouTubeをダラダラ見ている時間がもったいないというか、見た後に後悔することが増えたことが大きいと思います」

 そう明かしてくれたのは、IT企業に勤務する20代女性・Aさんだ。かつては「急上昇」をチェックし、自分から面白い動画を探していたこともあった。

「でも、急上昇している動画が、自分にとって『面白い』とは限らないんですよね。あと、動画の総数が増えすぎて、本当に興味を持てる動画を探すのに苦労することが多くなりました。チャンネル登録したものも、最初のうちは“消化”していましたが、今はもう全然見ていません。時短のために倍速視聴していた時期もありましたが、動画を機械的に処理する感覚が嫌で、そこまでしてその動画を見る価値があるのか、疑問に思うようになりました。だったら、普通にサブスクで何か見た方が満足度が高いなと」(Aさん)

 誰でも動画を投稿できるYouTubeだからこそ、その中身も玉石混合。数多ある動画の中から、自分が本当に面白いと思うものに出合うのは、なかなか難しい面もある。ホーム画面には過去の視聴履歴から「おすすめ動画」を表示する機能があるが、Aさんいわく、そこに“落とし穴”があったという。

「確かに自分の好みが表示されるのは便利ですが、似たようなものを延々見ることになり、意外な発見がない。結局、動画視聴に時間を使う以前に、動画を探すのにも時間を費やすことになります。その一連の過程に対して、時間がもったいなく感じるようになりました」(Aさん)

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