1ドル=130円という20年ぶりの水準にも達した円安。海外の人にとっては、日本のグッズを安く買える大チャンスだ。裏を返せば、あなたの持ち物が「お宝」として売れるかもしれない。現に最近は、「Buyee(バイイー)」など海外向けのEC(電子商取引)サイトを経由した“個人輸出”が伸びている。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが説明する。
「Buyeeは主に法人対象の海外向け商品代理購入サポートサービスです。日本人がメルカリやヤフオク!、楽天ラクマなどに出品すると、海外の購入希望者の代わりにBuyeeが購入や発送などのサービスを代行します。英語などの翻訳もBuyeeが行います」
つまり、日本人が国内のメルカリなどでアイテムを出品すると、Buyeeを経由して、海外の人が買ってくれるありがたいしくみ。なかでもニーズがあるのが、日本のアニメ関連のグッズだ。
「海外の人は、子供の頃から日本のアニメを見て育っています。いまはNetflixで配信されているアニメのグッズが大人気です」(丸山さん)
人気はアニメ関連ばかりではない。「Buyee」を運営するBEENOSの担当者が言う。
「2022年に入ってからは円安の影響でセイコー、カシオなど日本のブランド時計や日本のウイスキーのほか、シャネル、ルイ・ヴィトンなどブランドバッグの人気がさらに高まっています」